社会の現状リーディング

マンデン占星術というものをご存じの方は、以下の十二枚のカードがぐるっと円状に並べてある意味をおわかりいただけると思います。
占星術では十二のハウスに入っている星を見ますが、今回、そのハウスにカードを置いて見てみようと。ハウスの意味×カードの意味で占います。(タロットのホロスコープ法とはハウスの意味が少し違ってきます)
カードは逆位置を取らないことにしました。
さあ、興味深い結果になりますかどうか。

社会といっても、私自身が属しているこの日本の一般社会を念頭に置いていますので、そのつもりで読みます。一番左から反時計回りです。

国民はソード８で、自縄自縛ですね。
現実を見られないというか、見たくない、あるいは見られないと思い込んでいる？考えすぎて動けない感じです。何が損、何が得？
情報が氾濫している中で、何を信じてどう動けばいい？
自分を縛っているのは自分です。

財政・金融市場はワンドの3、問題ないと出ています。
積極的に儲けたい気分です。今はその方向を決めようとしています。
コロナ禍でも、だからこそ儲けているところはあるはず、ということでしょうか。

メディア、通信、輸送などはワンド2。
いい調子ですね。今に始まったことではありませんが、コロナ禍と東京五輪への態度が矛盾しているとか、いろいろあっても、その時々の風見鶏、そうやって活躍しているのがマスメディア。
ステイホームで運送業も大忙し。テレワークやオンライン授業、ネットでできることが重宝されます。

そして、家や土地、収穫を表すのが、女帝。
やっぱり、家の中にいるのがいいみたいですね。
実りの秋でもありますし、家にいてできるちょっとしたことに贅沢と幸福感を感じられそうですね。

そして、エンタメやレジャーはワンド5で、…難しいですね。
フェスなども、いろいろと言われましたが、やはり、安心安全と楽しみの両立はまだまだ課題があるようです。
もちろん、東京五輪も人々の議論の対象になりましたし。結果として、やってよかった、と思うことになるとしても、みんなが心ひとつに、というのとは違いますね。

一番気になる健康や労働は皇帝。
どうしたことでしょうね。こんなに感染者が増えているのに…
誰か、うまくこの難しい事態を取り仕切ってくれるのでしょうか。
それとも、皇帝なので…いよいよもう少し強い手段、ロックダウンのようなものが始まる？

外交、紛争、同盟国などはペンタクル5。
アメリカのアフガン撤退の件が真っ先に思い浮かびますが。
…うーん、宗教は必ずしも人を幸福にしない、みたいな絵柄にも見えますしね。日本も現地に残留する日本人らを退避させるため、自衛隊機派遣を決めました。

税金や遺産相続、死、社会保障などはソードの6ですね。
これは、知恵を使って安全なところへ移動するというカードなので、これ以上悪いようにはならないでしょう。そう願います。
コロナで自宅療養されている方を、もっと安全なところへ、という意識が高まっています。

外国や宗教、投資、研究などは、ペンタクルの10。
今、ワクチンや新薬の研究開発に思いきりお金かけてますね。
10なので、もうぎりぎりかけられるだけかけてるって感じですが。

そして、政府、与党がデビルなんですよ。
いや、ここでデビルなんて、まんますぎて、思わず二度見してしまいました。権力に対する執着。絶対に手放さないという気持ちです。
(別に特定政党を支持しているとか非難しているのではありません、ただ、現政権は己の野心に忠実だなぁとは思います)

地方自治体、通貨などがカップの10。
国政はダメでも、地方はなんとかうまくやれるような感じ。少なくとも国に頼るより各都道府県の知事さんたちは、自分のところで頑張らないと、と思っているでしょうし。地方地方で連帯、という感じですかね。

で、病院や慈善事業…これはカップの5。
割れてしまったカップを見て悲しんでいるけれど、まだカップは残っているんですよ、と。でも、今はちょっと心が折れそうって感じです。
去年からずっとコロナの最前線で戦ってきた病院、医療従事者、ボランティアで何かされていた方々、ほんとうに長期戦になってきました。今のままでは燃え尽きてしまう。その前に残った可能性を精査していくことが必要なんでしょう。

最後に、真ん中のキーカード、これが「天啓」。
つまり、人間が考えても上手くいかなくて、こういうときは何かピンとひらめくのを待てと。それが、天の助け。
そう。神風が吹けばいいんですけどね…